父は口には出さなかったが、転勤のある夫との結婚をあまりうれしくは思ってない様子だったから。
その後私の中で、父の今際の時にそばにいられなかった事がずっと心の中に残ってしまい、父の死後5年くらい、そのことを引きずっていたように思う。
父の死を自分の中で受け入れられなかった。
その後、カナダから日本への転勤が決まり引越しの準備をしていたところで、義父が亡くなった。
結局、こつぶと私は義父の葬儀には出席できなかった(具合が悪くなった時に帰国していたのであきらめた)
転勤がある職業の夫を持つと、家族の今際の時に間に合わない可能性がある。
父や義父を思いもよらない形で見送ってしまった私はそう思っている。
だからこそ、せめて母や義母の時はそばにいてやりたいとも。
そうは言っても、なかなか思い通りには行かないけれど。
昨日、ママ友が「お父さんの具合が悪くなったから今から実家へ行く」とメールをくれた。
友達の実家は関西。
1ヶ月ほど前、お父さんに悪性の腫瘍が発見され半年持つかどうかと医師に言われている、と言っていたので心配だ。
そのお父さんが具合が悪いと聞いたとき、私の経験を話した。
父の場合は突然死だったので、一緒にいた家族ですら父が冷たくなってから気がついたのだが。
それでも、そばにいて見送れたら、と今でも思っているということ。
何もないことを願ってます、メールにはそんな返事を送った。
もしかすると、彼女のお父さんの病気は治るかもしれない。
でも、治らない可能性があるとしたら、せめて最期の時間だけでも、一緒にいられる時間がとれたらと思う。
ところで。
先週、夫が職場の方のお見舞いに行ってきたのだが。
その方はとても健康でこれまで健康診断でも何も出なかった。
半年前に脳ドックを受けても異常がなかったそうで、安心していたらしいが。
2ヶ月くらい前に首のリンパの部分にしこりを見つけ診察を受けたら、悪性だということがわかったそうだ。
担当医師は「悪性リンパ腫」であることをはっきりと告げられたそうだ。
今後手術を受け、これから先抗がん剤の治療を受ける。
父も49歳の時にガンが見つかった。
もう20年以上も前の事だけど。
そのときは、父、本人への告知はなかった(母が一人で聞き、その後母と姉が父に告げたが)
病気治療には本人が事実を知り前向きに戦うことが必要と言うこともあり、今では隠さずにきちんと告げられる。
悪性でも治癒する可能性が以前よりぐっと高くなっているからだろう。
そして遠い場所に住んでいて駆けつけるために半日くらいかかる場所に住んでいる家族のためにも、病状を知るためには必要だし。
死はつらいことだけど、今はそれを家族や友人達とどうやって迎えるかがとても大事なことなのだと思う。
でも。
どうぞ、なにもありませんように。
心の中でそう願っている。
かわいい孫を抱くことができなかった父や義父のためにも、彼女のお父さんが元気になって欲しいなと思う。
あれから1年が経とうとしている。
私が生まれ育った土地での事故であり、同じ年頃の子供を持つ私にとってはあまりに悲しい出来事で、その事故に関わるニュースを見るたびに切なくて涙を流さずにいられなかった。
今朝の新聞にその事故についての記事が載っていた。
飲酒運転はこの事故をきっかけに減って来ているそうだ。
しかし、その反面。
飲酒運転が厳罰化されたために、違反者の行動が悪質化しており。
事故を起こして逃亡し酔いがさめてから出頭するとか、その場でお酒を大量に飲み運転時の飲酒を隠す、などの行動をとる人が増えているらしい。
3人のお子さんのお父さんが先日行われた1周忌の法要の後の記者会見で
「厳罰化すれば現場から逃亡する人が増えてしまうんじゃないか」
とおっしゃっていた。
もし、事故を起こした相手が救助に手を貸してくれていたら、子供たちは助かったかもしれないから、なおさらそんな言葉が出てくるのかもしれない。
飲酒運転などの悪質な運転に対しての厳罰化は当然だと思う。
だけど現場から逃亡する行為についてはもっと厳罰化しなくちゃ意味がない。
ただそれは「飲酒運転」をなくすことにはならない。
結局は、運転する人の「人間性」を変えなくては、なくならないのかもしれない。
全然違う次元の話だが。
昨日テレビで見た話。
あの人気の旭山動物園で一部のとんでもない人たちの行動が問題になっているらしい。
ストロボ撮影を禁止している(動物の目を保護するため)のに、それを守らない人だらけ。
他にも柵の中に手を出すなと言っても手を出して写真を撮ろうとする人続出。
スタッフがそばに行って注意したって聞きゃしない。
そのテレビを見ていて、最近遭遇した同じような光景を思い出した。
先日、夫の実家のそばで氷の彫刻の競技会が行われており、それを見ていたのだが。
競技会だというのに、その人たちを撮影して回る人がいて。
競技会関係者かなと思って見ていたら、観光客。
刃物とか削られた氷があちこちに散乱しており、実際競技をしている人だって氷を踏んで滑りそうになったり刃物で怪我したりしている状態なのに。
多くの観光客は遠巻きに競技会の邪魔にならないように見ているのに、何人かそういうとんでもない人がいるわけで。
関係者の人に注意されたら「怒った顔」してその場から去って行くわけで、呆れてしまった。
その「怒った顔」して去っていった人は、60代後半くらいのおじいちゃん。
決して世間を知らないって人ではない。
同じように、競技会が終わって審査員が審査をしている間に、その作品を触ったり、作品の前で記念写真を撮ったりする50代前後のおばさんまで登場。
どちらも「孫」らしき子供がそばにおり、そういうおじいちゃんやおばあちゃんの行動をじーっと見ていた。
飲酒運転もそうなのだが。
福岡の事故は加害者は若い人だったが、その後新聞で飲酒運転をしている人たちの年齢を見ると40代以上の人が多い。
40代以上、つまり「親」である世代。
私達の世代。
まじめにやっている人にとっては「ひとくくりにしないで」って言いたいだろうけど。
ルールが守れないような人が育てた子供たちはそんな自分勝手を特に悪いことだとは思わないように育ってしまうかもしれない。
いや、もうなっているからこんな世の中なんだろう。
法律の厳罰化。
刑期の長期化も必要だけど、それに加えて違う罰も与えてみてはどうだろうか?
飲酒運転をした人:飲酒運転撲滅のための活動に参加する
逃亡した人:後遺症などに苦しむ人たちを支える活動に参加する。亡くなった人たちの家族の話を聞く会に参加する。逃亡撲滅のための活動に参加する。
そして、公共の場所で人の迷惑になるような自分勝手な行動を取った人:その行動を注意する係りになる。
せめて再犯する人の数を減らして、その人たちの手によってルールを守れない人たちの抑制する活動をしたら、社会の役に立てるし罪の償いにもなるだろう。
人のことは言えない私も、じっくり考えなくちゃいけない。
夢見る夢子ちゃん
メンクイ
はまりやすい
私のことではない、姉や義母やママ友のことだ。
彼女達の共通項のメインキーは
「韓流」
以前、何度かブログの中でも韓流について書いたことがあるが。
私はヨン様を
「ペ」なんて変な名前
と思い込んでいたくらい、無知な人間でして(汗)
我が家はケーブルテレビを契約しているから、KBSとかLaLaTVなどなどで韓流ドラマを見ようと思ったら、24時間ずっと見ていられるくらい。
これを姉も義母もママ友も
「うらやましいわ~」
と体をよじって(実際はよじってないが、そんな感じで)うらやましがるのだ。
そんなときは
「お宅でも契約したら?」
と言ってみるのだが。
彼女達は口をそろえて
「考えておく」
と言う。
その理由は一つ。
もし契約したらテレビの前から離れられなくなるから
ママ友:41歳、専業主婦、4歳の子供がいる
レンタルビデオ屋の韓流コーナーに行き、1から終わりまですべてを一気に借りる。
そして毎晩子供を寝かしつけた後に延々見続けるらしい。
ほぼ毎日、午前様。
姉:47歳、会社員
レンタルビデオ屋通いは↑のママ友と同じような状態。
しかし、彼女はそれをパソコンでコピーして休日にまとめて見る。
テレビの韓流ドラマはすべて録画し、帰宅後見ている。
義母:69歳、年金暮らし(夫は他界)
大事なお孫ちゃんが自宅に遊びに来ていても、土曜の夜のNHKははずさない。
たまにレンタルビデオを借りて、気に入った韓流ドラマを見ているらしい。
主にパソコンで韓流ドラマを見ている。
そんなわけで、夜更かしが過ぎ、いつも寝不足。
運動や汗を流すなどの健康的なことが苦手。
だからか、いつも「頭痛がする」「体調が悪い」など体調不良の言葉が多い。
そして、一人でドラマを見たがる。
「陶酔」したいらしい。
彼女達の日常生活ではとても「現実的」なのだが。
おしゃべりの間から垣間見られる彼女達の価値観は
「いい年とって、なに、少女みたいな事言ってるの?」
と言いたくなるようなことが多い←これは「私」の感覚で。決して韓流ドラマが好きな人みんなに言っているわけじゃないので、誤解なされませんよう。
まあ、そんなわけで、身近な周囲にこんなに
韓流ドラマファン
がいるのに、私は感化されない。
それはこの「共通項」のどれにも当てはまらないからで。
夜更かしがほとんどできない。
10時には寝てしまう日々。
夢見る夢子になったことがない。
特に男性に対してはかなり現実的な目を持つと思っている。
メンクイ
歴代のボーイフレンドおよび夫を見たら歴然←姉には「私の趣味じゃない」と断言される
はまりやすい
ドラマにハマって必死に見ている時間を他の事に使いたいと思う。
2時間で結論の出る映画とかなら好きだけど←つまり気が短い
私には韓流ファンになる理由が一つもないのだ(汗)
で、最近姉に頼まれたことがある。
日本で今放送されている韓流ドラマに出ている俳優さんの企画番組がTBSチャンネル(ケーブル)であるらしい。
これを録画して欲しいと言うことで。
だが、最近検討中のデジタルコピーを10回までとすると言うルールにまだ改正されていないため(現在は1回のみ)我が家で録画してもアナログコピーが1回できるだけなのだ←姉はビデオデッキを持っていない
つまり、私がその番組を録画しても姉にデジタルコピーしてやる方法がなく。
それを言ったら
「大丈夫、あなたの家に見に来るから」
韓流ドラマファンは行動力がある←ママ友と義母にも共通
あなたがこの項目に当てはまる人なら、きっと韓流ドラマにはまるでしょう。
月曜日から熱を出していたこつぶが元気になったので、今朝、ラジオ体操に行く事にして玄関の扉を開けたら。
ゴミ袋が目に入った。
今日は木曜日。
つまり、ゴミ袋が目に入ってはいけない日だ←3つ前の記事をご覧下さい。
またか(怒)
と思って「周囲の目に配慮をしながら」よーく見たら。
「このゴミは分別方法が間違っているので収集できません」
と言う紙が貼ってあった。
昨日(つまり水曜日)は缶瓶、ペットボトルの収集日だった。
問題のゴミ袋は、缶瓶、ペットボトルがいっしょくたになっている。
この地域はアルミ缶、スチール缶とビン類の収集を同じ袋に入れていいが、ペットボトルは別の袋に入れるようになっている。
おまけに使用している袋が、家庭ごみ用の袋。
そりゃ、持って行ってもらえないよな~。
ふと、この袋の所有者は、先週の家庭ごみの人じゃないか、と思った。
これまでゴミを間違って出す人はいなかったわけで。
つまり。
奥さんに逃げられたご主人がいるのかも。
たとえば、うちの夫のように
毎晩のように遊び歩いてぐでんぐでんに酔っ払って帰るため、ついに奥さんが
「しばらくお暇を頂きます」
とかって置手紙を残して、遠方に嫁いだ娘の家に行っちゃった。
娘も
「そうよ、お母さん、しばらくうちにいてお父さんを懲らしめたほうがいいわっ。
私が小さい頃からお父さんには苦労させられたじゃないっ」
なんて言って母親をかくまっており。
ちょうど夏休みに入ったから孫の面倒なんかを見てもらって、自分も楽させてもらっていたりする。
残された夫は、娘の家に頭を下げてまで妻を迎えに行くのは
男の沽券に関わる
とかなんとかって思って
「俺だってちゃんと一人でやっていけるぜっ」
とがんばっていて。
それで、毎回悪戦苦闘しながらゴミ出しをやるのだが。
いつも間違ってしまうわけで。
だが。
自分のゴミが毎週収集されずに残されるのを見て
「孫に会いに行くついでに、連れ戻すか」
なんて弱気になっているかも。
それに娘も母親がずーっと家にいて家事のやり方一つ一つに口を挟んでうるさくなってきて
「お父さんも反省して迎えに来たんだし、そろそろ帰ったら?」
なんて早く帰る様に促し。
妻もそろそろ庭の花が枯れていないだろうかとか、愛犬のジョンくんはちゃんと餌をもらっているだろうかと気になり始め。
かくして、妻は夫と一緒に帰ることにして。
そして、ごみ収集所に置き去りにされている「怪しいごみ」を見て
もしかしたらこれは夫が出したのかも
と思い。
やっぱり夫には家事を任せられないことに気がつき。
そうして我が家の前に置き去りにされているゴミは、誰も気がつかれないままに所有者の下に引き取られるのであった。 缶完
これは、あくまでも私の勝手な想像だが。
市のごみ収集の面倒なルール(と言っても、私の実家の地域に比べたら実に大雑把)は
市民の幸せな生活のため
に一役買っているのかも。
なんて話を夫にしたら
「ゴミ袋一つでそこまで想像力が膨らませられるって、すごいよなぁ」
感心して出かけていった。
めったに私の言う事に感心したりしない夫がそうやって感心してくれるなんて、これもまた
市民の幸せな生活を守ってくれているのかも。
あ、あなた、呆れてるでしょ、私のくだらない想像力に(汗)
だが、問題のゴミ袋はまだ我が家の前にある。
前回同様、明日の朝あたり、忽然と消えるのかも。