2007/10/16 12:23:56
私の父は、私が結婚した3ヵ月後に突然亡くなった。
父は口には出さなかったが、転勤のある夫との結婚をあまりうれしくは思ってない様子だったから。
その後私の中で、父の今際の時にそばにいられなかった事がずっと心の中に残ってしまい、父の死後5年くらい、そのことを引きずっていたように思う。
父の死を自分の中で受け入れられなかった。
その後、カナダから日本への転勤が決まり引越しの準備をしていたところで、義父が亡くなった。
結局、こつぶと私は義父の葬儀には出席できなかった(具合が悪くなった時に帰国していたのであきらめた)
転勤がある職業の夫を持つと、家族の今際の時に間に合わない可能性がある。
父や義父を思いもよらない形で見送ってしまった私はそう思っている。
だからこそ、せめて母や義母の時はそばにいてやりたいとも。
そうは言っても、なかなか思い通りには行かないけれど。
昨日、ママ友が「お父さんの具合が悪くなったから今から実家へ行く」とメールをくれた。
友達の実家は関西。
1ヶ月ほど前、お父さんに悪性の腫瘍が発見され半年持つかどうかと医師に言われている、と言っていたので心配だ。
そのお父さんが具合が悪いと聞いたとき、私の経験を話した。
父の場合は突然死だったので、一緒にいた家族ですら父が冷たくなってから気がついたのだが。
それでも、そばにいて見送れたら、と今でも思っているということ。
何もないことを願ってます、メールにはそんな返事を送った。
もしかすると、彼女のお父さんの病気は治るかもしれない。
でも、治らない可能性があるとしたら、せめて最期の時間だけでも、一緒にいられる時間がとれたらと思う。
ところで。
先週、夫が職場の方のお見舞いに行ってきたのだが。
その方はとても健康でこれまで健康診断でも何も出なかった。
半年前に脳ドックを受けても異常がなかったそうで、安心していたらしいが。
2ヶ月くらい前に首のリンパの部分にしこりを見つけ診察を受けたら、悪性だということがわかったそうだ。
担当医師は「悪性リンパ腫」であることをはっきりと告げられたそうだ。
今後手術を受け、これから先抗がん剤の治療を受ける。
父も49歳の時にガンが見つかった。
もう20年以上も前の事だけど。
そのときは、父、本人への告知はなかった(母が一人で聞き、その後母と姉が父に告げたが)
病気治療には本人が事実を知り前向きに戦うことが必要と言うこともあり、今では隠さずにきちんと告げられる。
悪性でも治癒する可能性が以前よりぐっと高くなっているからだろう。
そして遠い場所に住んでいて駆けつけるために半日くらいかかる場所に住んでいる家族のためにも、病状を知るためには必要だし。
死はつらいことだけど、今はそれを家族や友人達とどうやって迎えるかがとても大事なことなのだと思う。
でも。
どうぞ、なにもありませんように。
心の中でそう願っている。
かわいい孫を抱くことができなかった父や義父のためにも、彼女のお父さんが元気になって欲しいなと思う。
父は口には出さなかったが、転勤のある夫との結婚をあまりうれしくは思ってない様子だったから。
その後私の中で、父の今際の時にそばにいられなかった事がずっと心の中に残ってしまい、父の死後5年くらい、そのことを引きずっていたように思う。
父の死を自分の中で受け入れられなかった。
その後、カナダから日本への転勤が決まり引越しの準備をしていたところで、義父が亡くなった。
結局、こつぶと私は義父の葬儀には出席できなかった(具合が悪くなった時に帰国していたのであきらめた)
転勤がある職業の夫を持つと、家族の今際の時に間に合わない可能性がある。
父や義父を思いもよらない形で見送ってしまった私はそう思っている。
だからこそ、せめて母や義母の時はそばにいてやりたいとも。
そうは言っても、なかなか思い通りには行かないけれど。
昨日、ママ友が「お父さんの具合が悪くなったから今から実家へ行く」とメールをくれた。
友達の実家は関西。
1ヶ月ほど前、お父さんに悪性の腫瘍が発見され半年持つかどうかと医師に言われている、と言っていたので心配だ。
そのお父さんが具合が悪いと聞いたとき、私の経験を話した。
父の場合は突然死だったので、一緒にいた家族ですら父が冷たくなってから気がついたのだが。
それでも、そばにいて見送れたら、と今でも思っているということ。
何もないことを願ってます、メールにはそんな返事を送った。
もしかすると、彼女のお父さんの病気は治るかもしれない。
でも、治らない可能性があるとしたら、せめて最期の時間だけでも、一緒にいられる時間がとれたらと思う。
ところで。
先週、夫が職場の方のお見舞いに行ってきたのだが。
その方はとても健康でこれまで健康診断でも何も出なかった。
半年前に脳ドックを受けても異常がなかったそうで、安心していたらしいが。
2ヶ月くらい前に首のリンパの部分にしこりを見つけ診察を受けたら、悪性だということがわかったそうだ。
担当医師は「悪性リンパ腫」であることをはっきりと告げられたそうだ。
今後手術を受け、これから先抗がん剤の治療を受ける。
父も49歳の時にガンが見つかった。
もう20年以上も前の事だけど。
そのときは、父、本人への告知はなかった(母が一人で聞き、その後母と姉が父に告げたが)
病気治療には本人が事実を知り前向きに戦うことが必要と言うこともあり、今では隠さずにきちんと告げられる。
悪性でも治癒する可能性が以前よりぐっと高くなっているからだろう。
そして遠い場所に住んでいて駆けつけるために半日くらいかかる場所に住んでいる家族のためにも、病状を知るためには必要だし。
死はつらいことだけど、今はそれを家族や友人達とどうやって迎えるかがとても大事なことなのだと思う。
でも。
どうぞ、なにもありませんように。
心の中でそう願っている。
かわいい孫を抱くことができなかった父や義父のためにも、彼女のお父さんが元気になって欲しいなと思う。
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