夫を始めとする周囲の人達からのお土産に対して、大変厳しい意見を持つ私。
このブログにもさんざん曝して文句を言って来たが。
今回はちょっと違うのだ。
写真は今月初めに夫がパリに出張した時のお土産 。
こつぶのために買ってきたカップ。
これは出張した場所がよかったからだと思うが(笑)
私としては、ヤツにしては合格点をあげたいと思っている。

これを買ったのは、ホテル近くの、文房具屋(パリだから雑貨屋と言いたいがヤツは文房具屋と言い張る)だったらしい。
実はヤツが泊まったホテルにはなぜかシャンプー、歯ブラシなど、普通のホテルになら必ず揃っていそうな物がなかったらしい。
それでホテルのスタッフに聞いて、自分で買いに行ったお店で見つけたらしい。
普通、シャンプーを置いているようなお店はドラッグストアと言うと思うが、ヤツはホテルのフランス人がステーショナリーと言ったとひかない←単にそのスタッフが英語を間違ったんだろう。

ところで。
私は文房具屋よりも

シャンプーを置いていないホテル

の方が気になった。
一応、大使館の人が予約してくれたホテルなのに、ひど過ぎないか？と思ったわけで。
それでどんなホテルだったのかと聞いてみたら。
周りは有名ショコラショップが立ち並ぶ所らしく、かなりお洒落な所で。
その並びにとてもホテルには見えない高級アパルトマンみたいな建物が案内されたホテルで。
ロビーに入るといきなり

螺旋階段がどーん。

ヤツは一瞬ヤな気分がしたらしい。
でも、ここはホテルだし、と考え直しチェックインを済まして、周りを見渡したらしいが。
ホテルスタッフは冷たく

ハイ、コレ、アナタノカギ

そう言い、指差したのは、あの螺旋階段。

どこを見渡しても、エレベーターらしきものはなく。
ヤツは階段を登らなくてはならない事を悟ったらしい。

実は、私はヤツに１週間の荷物が楽々入るスーツケースを持たせていた。
たくさんのお土産のために(爆)

パリのホテルにはエレベーターがあると思っていたし。
普通荷物を運んでくれる人がいるし。

だが、ヤツはそのデカイスーツケースを持ち(軽量だったのが救いだったらしい)自分の階を目指した。

ぐるぐるぐるぐる

何階か登ってようやく自分の部屋に着いた。

１２時間のフライトの末、ようやくたどり着いたホテル。
ドアを開けたらまず最初に広々としたベッドに倒れ込む自分の姿を想像しながら、螺旋階段を登っていたヤツは

ドアを閉めて逃げ出したくなったそうだ。
なぜなら、ドアを開けたらそこにどーんと鎮座していたのは

螺旋階段。

私はここでお腹の皮がよじれるくらいに笑い転げた(爆)

もちろん、ホテルのロケーションはばっちりで傾斜屋根のバルコニーに出るとお洒落なパリの町並みが一望出来たらしいが。

私に「ヤツ」と呼ばれる、中年男にはそんなホテルは全く似合わないし。
ヤツも「普通のビジネスホテルでいいのに」と思ったらしい。

まあ、こんなパリには似合わないヤツが出張した事に問題があるんだろ(笑)

で、お土産の話に戻るが。
ヤツにしてはこのカップはナイスなチョイスだと褒めた。

だが、私には不満がある。

なんで２個なの？

せめて色んなバージョンで５個だろう。
こつぶの友達が遊びに来た時のために。

ま、そんなわけで。
やっぱりヤツのお土産に、完璧さをもとめちゃいけないな、としみじみ思ったのだった(笑)

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