先週、夫の実家へ行った。
色々あった。
書きたくない(爆)
まあ、それはいい←思い返すとハラワタがおさまらなくなるので。
それよりも、つくづく思ったのである。
一人暮らしの高齢者、老いの進行の早さ。
義母は70歳だ。
私の母より6歳若い。
だが、私の母よりも物忘れがひどく、体力がなく、わがまま(汗)
私の母は14年前にツレアイ(つまり父)に先立たれた。
62歳の時である。
だが14年間、姉と一緒に暮らしている。
義父がなくなったのは義母が65歳の時だった。
それ以来5年ずっと一人で暮らしている。
この差があるのだろうと思う。
母は姉としょっちゅうケンカしてはいるが(汗)家の中に必ず話し相手がいる。
そして、姉の夫、マスオさんとも暮らしているため生活の中に「遠慮」がある。
だが。
義母はこう言っちゃなんだが、家の中にいるときは
やりたい放題。
掃除もせず、食べたものをそのままにして大の字で昼寝してたって恥ずかしいなんてことはない。←見たわけじゃないが(汗)
遠慮がない、人の目を気にしない生活をしていると、自分以外の誰かが自分のテリトリーに入った時に「わがまま」はひどくなる。
夫にこんな話をしたら
「伯母さんそっくりになった」←義母がもう面倒見たくないと言って老人ホームに押し付けちゃった
と心配していた。
つまり、このままの生活を続けていると。
もしかしたら息子の嫁に(私も含めて)
「財産いりませんから、老人ホームにでも入ってください。」
と義母が放り出した伯母のような仕打ちを受ける可能性、大。
2泊3日で様々な事があったが。
一つだけ、大丈夫か?と心配した事がある。
それは、義母が夕飯に手巻き寿司をしようと言って買い物をしてきたのだ。
手巻き寿司、夫の実家でよくやる。
こつぶが喜ぶし、準備が簡単なので義母にはラクチンなメニュー。
もう定番メニューと言っていい。
だが、買い物から帰ってきた義母が用意したのは
サラダ巻き(レタス、カニカマ、キュウリ、マヨネーズ)
を作る材料のみ。
イクラとか、マグロとか、エビとか
それどころか冷蔵庫から出てきた焼き海苔は封を切ったばかりなのに
色やけ、湿気でよれよれ
おそるおそる日付を確認したら4年前の賞味期限(焼き海苔って賞味期限2年くらいはあると思うから、6年前くらいに製造したものか?)
こつぶの好きそうなものは何もない上に、肝心の海苔すらないのだ(滝汗)
「あの、お魚は?焼き海苔は?」
おそるおそる聞いた。
もしかしたら、冷蔵庫のチルドルームとかに隠れているかもしれないと思って。
「え?手巻き寿司ってお魚いるの?あら、海苔、そんなに古かった?」
魚のない手巻き寿司、ベジタリアンには向いているが。
焼き海苔、封を切ったら出てきたのが赤くてべったりした海苔だったら?
うちには10年物の焼き海苔があるが、黒くて綺麗だし、乾燥剤もしっかりしているらしく、いまだにぱりぱりだよ(汗)
夫と顔を見合わせた。
・・・
夫と再度買い物に出かけたのは言うまでもなく。
夫もさすがに呆れていた。
で、真剣に義母の今後の事を考えなくちゃいけない、と言う話が再燃。
来年か再来年か知らないが、私たちは転勤する。
今後は九州にはもう戻らない可能性が大きい。
それどころか、海外もありうる。
つまり、ここにいる間に、荷物を片付けさせて、義母の今後の事を考えなければ。
しかし。
うちの夫がそうなのか?
それとも世の男性がそうなのか?
自分の母親の将来を案じながらも
母親を説得して独り暮らしをあきらめさせる
と言う決断はなかなかできないのだ。
第一、兄弟でそんな話し合いすらしない。
多分、自分の母親の老いを認められないんだろう。
病気になったとか
何か認知症状のような事件を起こしたとか
そういう事がなかったら。
ヤツらの頭の中では母親はいつも元気なのだ。
じゃあ、義母がいよいよ自分で何もできない状態になったとき
家の片付けは自分達でするのか?
まずありえないよね。
ヨメに
「悪いけど、行って片付けてくれる?」
ぜったい、ありえる。
夫、仕事があるから仕方ないと思う。
義兄、同上。
そして、義兄のヨメは
「私にはそんな難しい事できません」って顔で口も手も出さない←過去すべてこれで逃げられた。
現在、義兄はアメリカに長期出張中。
それで義母がお金を出すから夏休みに小学校1年生と5年生の男の子を連れて新幹線で九州までいらっしゃいと言ったら
「子供二人を連れて出かけるのはとても大変なので、私にはできません」
とお金を出すと言った義母に平気で言ってのける人だ。
そして自分の実家の鎌倉にずーっと帰っている。
義母が私にこれに関する意見を聞いたので
「新幹線の乗り場がわからないんでしょう。複雑な在来線はわかっても」
と答えたら大ウケされたが(汗)
本当は
「お金払ってもお義母さんと過ごすのがいやなんでしょうね」
と思ったんだが←そんなストレートな事はさすがの私でも言えない。
なので、ヨメの片方(つまり私)がいつも割を食う←私はストレートに言えない性格なので(爆)
まあいい。
次の転勤先か、その先か。
とにかく片付ける時には私は義兄宅よりももっと遠い所に住んでいるかもしれないが
それでも飛行機に乗って私は片付けに来る。
こつぶを夫に任せてでも。
夫と結婚した時から、私の運命はそうなっているのよっ(涙)
常日頃「私、片付けるのいやだからね」とは言っているが、「どうせ片付けるのは私よ」とあきらめている。
ヨメはそんな決断をしているのだ。
だから
将来のことを自分で考えるように説得するのは
息子の仕事だろっ(怒)
多分、義母が病気で入院って事にならない限り、ありえないだろうな。
解決は←十分ヤツラの事は知っている(汗)
しっかりせーよ、息子達。