こつぶの英会話の教材に「三匹の子豚」が登場する。
この話、私が知っているのは
三匹の子豚が自活を勧められて、自分たちの家を建てる事になり。
わらと小枝で家を作ったらオオカミに吹き飛ばされちゃったからレンガの家を作った3番目の豚の家に逃げ込み、煙突から入ってきたオオカミは煮え湯の中に落ちちゃった。
みたいな話だったのだが。
みなさん、これは大間違いです。
この話を夫と私はこつぶの教材のCDで聞いて
「えー、そんな話じゃないだろう」
と驚いたのだったけど。
Wikipediaで調べたらこつぶの教材と全く同じ、真実のストーリーが紹介されていた(愕)
興味がある方は調べてみてください。
びっくらこいた、びっくらこいた~
と歌いたくなるような話じゃないですか。
なんでもディズニーが作ったメルヘンな話が先行してしまい、真実の話がどっかへ行ってしまったようで。
真実を学んだこつぶは
「おおかみがね、たべちゃったんだよ。そしてね、おおかみをたべちゃうんだよ」
と驚いた顔で話していた。
るるるの歌のオオカミが子豚を食べる。
確かに真実な話ではあろうが、あまりに刺激が強すぎる(汗)
と私は思っていた。
実は私はこつぶにグリム童話をはしょった「5分で読める世界の童話」と言う本を読んで聞かせていた。
この中には七匹の子ヤギの話もあり。
おなかの中に石を入れられたオオカミは井戸に落ちて死んじゃった
と聞いたこつぶが
「わるいことしちゃったから、しんじゃったの?」
と反応したわけで。
グリム童話ならではの「教訓」みたいなことはあるのかもしれない。
三匹の子豚はグリムじゃないが。
今の世の中、血の繋がった人間すら信用できない事もある。
数百年前の時代も権力争いで実の兄弟の命を狙う事だってあったわけで。
時代は変わっているようで、本質的なところでは変わっていないのかもしれない。
つまり数百年前に作られたこのような教訓話は、今の世の中でも必要なのかもしれないなと思った。
もしかしたら、こんな昔からの語り継ぎを
子供に刺激が強すぎる
とオブラートに包みすぎたから、理解できない事が多すぎる世の中になったのかも?
日本でも
ウソをつくと閻魔様に舌を抜かれる
なんて話はたくさんある。
私もそう言われて育ったけど、今の子供たちにはそんな話はしない。
ウソはいけない
ウソをつくと周囲の人を傷つける。
だからいけない、みたいな話で理解させましょう
と育児書にはある。
でもこれって理想論じゃないのか?
実際の世の中は、大人が大きなウソをつき、子供たちはそれに傷つけられているのだ。
ディズニーよりもグリムの話の方が、ある意味真実である。
確かシンデレラもグリムの話じゃ恐怖の物語だったっけ←ぜひ調べてみて。
英会話の教材を見て、今の世の中、夢ばかりじゃ生きていけないよね~、としみじみ思ったのだ(汗)←別にディズニーを批判するわけじゃないが。