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車で外出して駐車場に車を停めた。
私達が出かけたのはこつぶの発表会で。
そのためその発表会に参加した人たちはみな同じ駐車場を利用していた様子。
発表会が終わったあと、私達は偶然だが、出口に近い場所に車を停めており。
そのため一番に料金精算ゲートにたどり着いた。
その後にはかなりの数の車が後に並んでいたので

ラッキー、早く出られた。

と喜んでいたのだが。
料金は2300円。
夫が自分の財布を見て

「千円貸して」

と私に言ったので、財布を開けたら1万円札しかない。
それでお釣りが出るかな、と思いつつ、夫に渡したら。

5千円、1万円札は使えません、と書いてあった。

こういうとき、いつもなら

「こつぶちゃん、ちょっとお金貸して」

こつぶの財布からお借りするのだが。
この日はこつぶの発表会。
自分のお買い物の予定はなかったので、慎重派のこつぶは財布を持って来てなかった←私にしょっちゅう「貸して」と言われるからか?(汗)

夫と二人、青ざめた。
だって、バックも出来ないし(後は渋滞)
それで私が1万円札を握って管理人室へ。

「えー、両替なんてできませんよ」

そんなぁ(滝汗)

で、私は駐車場周辺のお店へ両替に走り←珍しくハイヒールを履いていた(汗)

カツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツ

高らかな音を立てつつ、周囲のお店に走る。
両替をお願いするのは申し訳ないので、何か買い物をしたいのだが。
周囲にあるのは

美容院、中華料理屋、寿司屋、カフェ…

買い物が出来ないじゃない(涙)
仕方なく、道をどんどん走り、ようやく見つけた佃煮屋さん。
いきなり足音高らかに息を切らしてコートも着ていない中年女登場。
おまけに手には1万円札をぎゅっと握り締めており
見た瞬間、お店の人も「両替で焦っている」と言う様子が見て取れた様子。
私も細かいお釣りにならない様に、1000円きっちりの商品をがしっとつかみレジに行くと。
即座に9千円のお釣りを出してくれた←とってもいい人
9千円手にした私は再度

カツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツ

辺りに焦った足音を響かせ急いで戻ると、後に行列を作っていた車は我が家のミニバンのためにみんなでバックしてくれたらしく(汗)
夫は精算機から離れた場所に停まっていた。
そして、息を切らして戻ってきた私を見て先ほどの管理人が

「大丈夫ですよ、車どけてもらいましたから~」

のんびりと。
とにかく両替が出来たので、お金を払って帰りたいのだが。
駐車場を出る車はまだ延々と並んでおり。

「イベントあると、こんな感じなんですよね~」

そりゃ、わかるよ。
だって、うちもそのイベントに参加してたもん。
管理人はのんびりと世間話を続ける。

「この機械、僕が集金するわけじゃないんですよ~。集金できるなら両替できたんですけどね~」

大体1万円札が使えない精算機っつーのが許せん。
だが、管理人に文句言っても仕方ないし。
とりあえず出庫ラッシュが終わるのを待っていると。

「実はさっきコンビニでガス代払ってきたから7千円くらいしか財布に入ってないんですよ~、両替できるなら、してあげたかったんだけど」

お手間をかけて申し訳ないなとその言葉まで恐縮していた私だが。
そこで「むっ」とした。

だって、うちが必要だったのは千円だったわけで。
その管理人が千円そこで貸してくれて、とりあえず出庫できれば。
後ろに並んでいた車にバックしてもらわずに済んだし。
両替したら管理人に千円返してすぐに帰る事ができたわけで。

1万円しかなかった私達が悪いのは十分にわかっているが。
頭の回らなかった管理人にムカついた私って、非常識?
次からは(今後もこの駐車場を利用する機会が続く)絶対小銭を大量に持って来ようとつくづく思ったのだった。

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