連休中、実家での事。
母が父方の祖母の様子を話していた。
祖母は高齢で、認知症の症状が進み介護をしてくれる病院に入っている。
家族の顔がわからない状態になったのは、私たちが帰国した5年ほど前のこと。
そして最近目が見えなくなってしまったそうだ。
祖母はかなり高齢。
明治生まれ。
ということは知っている。
私が中学2年の3月に祖父が亡くなったので、それから31年経った。
今年、叔母達(父の妹)に
「おじいちゃんの33回忌をしなくてはいけない」
と言ったらしい。
「色んな事を忘れてしまっても、夫の法事を覚えているのはすごい」
と母は言った。
そこで私は聞いてみた。
「おばあちゃんは何歳なのか?」
祖父は70歳で亡くなった。
祖父がまだ存命なら101歳である。
つまり祖母はそのあたりだと思うが。
「おじいちゃん、70歳で死んだっけ?」
まあ義理の関係だから忘れたと言うのは仕方ないが(汗)
そんな話をしていたら、母が急に思い出した。
「おばあちゃんね、100歳超えてるのよ。小泉さんが総理大臣だった時に100歳のお祝いが届いたそうだから」
小泉政権が終わったのは2年ほど前の話だから、祖母は102歳以上らしい。
と言う話になったら
「そうなんだ、おばあちゃん、長生き」
母はシミジミ言った。
母は自分の義母の年齢も誕生日も知らないらしい。
義理の関係だから、仕方ないとは思うが。
実は、それだけじゃない。
母は姉や私に
「ねえ、何歳になった?」
しょっちゅう聞く。
私たちは実の娘である。
昭和何年の何月何日に出産したかくらい覚えておいて欲しい。
「娘の生年月日を忘れるくらいだから、おばあちゃんの年齢も誕生日すら覚えていないのも当然だわ」
と言ったら
「しょうがないじゃない。私だって自分の生年月日忘れるもん」
開き直りやがった(汗)
そして一言。
「明治とか大正とか昭和とか、もう計算できないのよ。今、平成何年かすら覚えられないのに…」
確かに。
私は5年間西暦でしか勘定しない国で生活したため
娘が平成何年生まれかを正確に言えるようになったのはごく最近(汗)
最近もらった資料に平成18年と間違えて書かれていたのを信じ込んでしまい、その時書いていた領収証をわざわざ作りなおしたりした(汗)←自分の記憶の年号に自信がないせい…
義母どころか実の子供の年齢さえわからなくなる母。
それもこの「年号」に問題があるような気もする。
日本も西暦をメインの日付にしてくれたら、助かるのになぁ←行く末の自分のためにも